MIS AS-5310 Driver Tool (for DOS, Win95/98, WinNT) ver 2.10 山下システムズ 株式会社 2001年 5月23日 Tel 03-5700-2121 Fax 03-5700-0076 HomePage http://www.misnet.co.jp MIS AS-5310 Driver Tool (for DOS, Win95/98, WinNT) は 山下システムズのAS-5310 Hi-speed Link System (HLS) PCI センターユニットカード用のドライバーツールです。このツールを使用しAS-5310をDOSやWin95/98,WinNTから制御するアプリケーションを開発することができます。 ドライバーツールが提供する機能により単純な リモートI/Oポートを読み書きすることや、リモート更新サイクルとの同期をイベントとして受けることも可能です。 ドライバーインターフェースは DOS,Win95/98,WinNTともに共通のスペックで設計され、シンプルで強力なインターフェースとなっています。 Win95用は95/OSR2/98をサポートします。 DOS用ドライバー Win95用ドライバー WinNT用ドライバー DOS/Win95/WinNT共用アプリケーション開発環境 ドライバー [DOS] 常駐型ドライバー as5310.exe ドライバー [Win95] 32bit DLL / 32bit VxD ドライバー AS-5310 32bit DLLドライバー as5310.dll MIS I/O インターフェース DLL mioif.dll AS-5310 VxD ハードウェアコントロールドライバー as5310.vxd MIS I/O 共通 VxD ドライバー mvcomd.vxd ドライバー [WinNT] 32bit DLL / 32bit Kernel ドライバー AS-5310 32bit DLLドライバー as5310.dll MIS I/O インターフェース DLL mioif.dll AS-5310 Kernelハードウェアコントロールドライバー as5310.sys MIS I/O 共通 Kernelドライバー mvcomd.vxd 利用可能開発環境 コンパイルを確認した環境 C言語環境/Visual Basic環境 Borland C++ 3.0/4.5/5.0 Visulal C++ 1.0/4.0/5.0 Visual Basic 4.0/5.0 Watcom C/C++ 11.0 Symantec C++ 7.2 利用方法 C ドライバーアクセスライブラリーヘッダー as5310.h インクルード Visaul Basic mioif.bas を埋め込み パッケージ MIS AS-5310 Driver Tool Ver 2.10 (mio ver 2.10) セットアップディスク マニュアルディスク インストール方法 セットアップディスクをFDにマウントINSTALL.BATを実行 A:\>INSTALL インストール先 デフォルト C:\mioDev 変更する場合INSTALLバッチのパラメータにディレクトリーを指定します。 A:\>INSTALL directory 複数カードでの開発環境共用 MIS I/Oカードドライバーは開発環境の共有が可能です。新しいツールをインストールする際、すでにインストールされているMIS I/Oカードドライバー開発環境のバージョン(mio ver X.XX)をチェックし、バージョンが同じ場合に新しいカードの開発環境が追加されます。 Windows95/98 DOSプロンプト AS-5130カードの割り込みが他のカードとシェアーしている場合にDOSプロンプトで割り込みを扱うとシステムがハングする場合があります。DOSプログラムで割り込みを使用する場合、DOS環境でテスト/利用するようにしてください。 ● バージョン履歴 ver 2.10 AS-5310 DOS/Win95/WinNTドライバーツール初版 +--------------------+ | FDファイル構成 | +--------------------+ \ README.TXT はじめに INSTALL.BAT インストール用バッチファイル MISPCI2.INF Win95用カード情報ファイル +- DOC オンラインドキュメント MANUAL.TXT ドライバーツールマニュアル (TXTファイル) +- TOOL ユーティリティー PCIINT.EXE 割り込み設定プログラム (DOS) *1 PCIUTL.EXE PCIチェックプログラム (DOS) *1 MISPROBE.EXE MISカードチェックプログラム (Win95/NT) +- DOS DOS用ドライバーおよびサンプル AS5310.EXE AS-5310 DOSドライバー TST5310.EXE AS-5310 動作チェックプログラム (Borland C++ 3.0でビルド) +- SAMPLE サンプルプログラム環境 TST5310.C 動作チェックプログラムソースファイル +- BC Boarland C++ 用ビルド環境 (BC++3.0/4.5で確認) +- MSC MSC / Visual C++ 用ビルド環境 (VC++1.0で確認) +- WIN95 Win95用ドライバー AS5310.DLL AS-5310 Win95 DLLドライバー AS5310.VXD AS-5310 Win95 VxDドライバー MVCOMD.VXD MIS I/O 共通 Win95 VxDドライバー +- WINNT WinNT用ドライバー AS5310.DLL AS-5310 WinNT DLLドライバー AS5310.SYS AS-5310 WinNT Kernelドライバー MNCOMD.SYS MIS I/O 共通 WinNT Kernelドライバー +- WIN95NT Win95、WinNT用共通ドライバーおよびサンプル MIOIF.DLL MIS I/O インターフェース DLL TST5310.EXE AS-5310 動作チェックプログラム (Borland C++ 4.5でビルド) VBSAMPLE.EXE VisualBasic版 AS-5310 サンプルプログラム (Visual Basic 4.0でビルド) +- SAMPLE サンプルプログラム環境 TST5310.C 動作チェックプログラムソースファイル (DOS版と同じ) VBSAMPLE VB版サンプルアクセスプログラム (VisualBasic4.0用) VBSAMPLE.VBP VisualBasic4.0用プロジェクトファイル VBSAMPLE.FRM VisualBasic4.0用プログラムソースファイル +- H 開発用インクルードファイル AS5310.H AS5310用ルートインクルードファイル MIOIF.BAS MIOIF.DLLアクセスVisualBasicモジュール その他 *.H 各種ヘッダーインクルード +- BIN インストール用ツール インストール時のみ使用 *1 Win95のDOSプロンプトで使用可能 +----------------------+ | インストール先構成 | +----------------------+ C:\mioDev +- H 開発用インクルードファイル +- TOOL ユーティリティー +- AS5310 +- DOC オンラインドキュメント +- DOS DOS用ドライバーおよびサンプル +- WIN95NT Win95/NT共通ドライバーおよびサンプル +----------------------+ | インストール動作例 | +----------------------+ A:\>install ******************************************************** * MIS AS-5310 High Speed Link System Card * * I/O Driver Tool for DOS/Win95/WinNT * * Installer * ******************************************************** OS is [Win95] *1 ======= Install Driver Tool ======= Driver Tool Directory is [C:\mioDev] *2 Install Driver Tool Ok ? [Y/N/Q] y *3 ... Install Driver Tool End. ======= Install Win95 Drivers ======= *4 Windows Directory is [C:\WINDOWS] Install Windows Drivers Ok ? [Y/N/Q] y ... Install Drivers End. *1 DOS/Win95/WinNT の三種類を判断した結果が表示されます。Win98/OSR2はWin95となります。 *2 ツールのインストール先は installバッチを呼ぶ時に指定して変えることが可能です。 install d:\mydir *3 Yes/No/Quitを y n q で指定します。Noの場合はスキップ動作、Quitの場合は終了動作を指定することになります。 *4 DOSの場合は Driverのインストールフェーズがありません。 * すでに他のカードの開発環境がインストールされている場合は注意を則す表示がされます。 +----------------------+ | サンプルプログラム | +----------------------+ AS-5310 動作チェックプログラム tst5310.exe AS-5310 カードとドライバーの動作をあわせて確認するチェックプログラムです。 テストプログラムはサテライトI/O用のオンライン監視、テスト入出力プログラムになっていますので簡単にHigh-speed Link System上のノードをテストすることが可能です。 DOS用 as5310\dos\tst5310.exe Win95/WinNT用 as5310\win95nt\tst5310.exe < Win95での動作例 > C:\MIODEV\WIN95NT>tst5310 CardNo CardNoを指定しない時はデフォルトで1、指定するときは1-15のカードNoを指定する。 AS-5310 High-speed Link System (HLS) Test Program Yamashita Systems Corp. [ Card Infomation ] AS-5310 Card No:1 Port:0xb800 Memory:0xe3000000 Irq:12 [ Satelite Status ] '_' = offline '*' = online '!' = chk1 error ------ 0X ------- ------- 1X -------- ------- 2X -------- ----- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 Line 1 * * * * _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ -- 3X ------- -------- 4X ------- -------- 5X ------- ---- 6X 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 Line 2 _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ [ Satelite Node Data ] Node : 1 Data in : 0x7eff 01111110 11111111 Data out : 0x0000 00000000 00000000 Counter 1 : 0x0000 2 : 0x0000 3 : 0x0001 4 : 0x0000 Counter 5 : 0x0002 6 : 0x0003 [ Command ] (N)odeNo/Data(O)ut/(S)etBit/(R)esetBit (C)learCounter/ClearCounter(A)ll/(Q)uit [ Card Information ] AS-5310の設定情報を表示する。 [ Satelite Status ] AS-5310に接続されたサテライト上のステータスを示す。 '_' offline 接続されていないか、接続されていても電源が入っていない。 '*' online 接続されている。 '!' 1下位の通信エラーchk1が発生している。 [ Satelite Node Data ] AS-5310に接続されたサテライトのデジタル入出力、カウンターをコントロールする。 [ Command ] n - (N)odeNo サテライトノード番号 o - Data(O)ut サテライトデジタル出力データ設定 s - (S)etBit サテライトデジタル出力ビットセット r - (R)esetBit サテライトデジタル出力ビットリセット c - (C)learCounter サテライトカウンター(1-6)クリアー a - ClearCounter(A)ll サテライトカウンターオールクリアー q - (Q)uit プログラム終了 ● ハードウェア利用上の注意点 カードNoについて P1で設定されているカードNoが違う場合はtst5310のパラメータで指定 してください。 tst5310 3 カードNo = 3 割り込みについて ・ 割り込み応答時間 AS-5310ではSCNANRまたはSCANWを割り込みとして取り込んでいます。mHLSSateliteWaitSync()を使用して同期を取ることが可能ですが、実際の割り込みが発生してから同期が終了するタイミングはOS、CPU性能、プログラムの走行状態で大きく変わってきます。 スキャン間隔 Win95/NTの場合割り込み間隔を極端に短くするとシステムそのものが不安定になるためスキャンノード数を大きく取っています。具体的には DOS スキャンノード数 = MAXノード番号 + 4 ただし63を越えた場合は63 スキャン間隔 30.33 * スキャンノード数 (usec) WIN95/NT スキャンノード数 63固定 スキャン間隔 1.859msec というようにドライバーで設定します。 MAXノード番号はmHLSSateliteOpen()でオープンしたHLSサテライトユニットのユニット番号となります。