MIS AT互換カード chips ツール for QNX ver 0.20 山下システムズ(株)技術開発部 2000年3月14日 TEL 03-5700-2121 FAX 03-5700-0076 email tech@misnet.co.jp http:/www.misnet.co.jp ○ chipsツール MISが提供するSBCカードに搭載されているChipsのビデオデバイス関連のツールを集 めたアーカイブです。 ○ ツールアーカイブ chipstool-020.tar.F ○ 解凍方法 解凍するには次のように行います。 # melt -c chipstool-020.tar | tar xv 解凍ファイル一覧 chipstool-020 Readme.txt 概要説明 chipscrt 65535/65545/65550/69000 CRT Only 設定コマンド int15patch int15パッチコマンド コマンドプログラムは /bin にコピーします。 ○ 利用方法 ・ CRT Only 設定コマンド chipscrt MISが提供するSBCカードにはchipsのビデオチップが搭載されいます。初期状態と してCRT/LCD同時表示モードに設定されています。このモードの場合、指定されてい る解像度のみが利用可能となり、その他の解像度には切り替えられません。CRTのみ の表示モードに設定すると解像度をリブートせず自由に切り替えることが可能となり ます。 AS-3210 Chips 65535 AS-3110/3120 + AS-8120 Chips 65535 AS-3211 Chips 65545 AS-3240/3321 Chips 65550 AS-3330/3340 Chips 69000 CRTのみ表示に切り替えるには /etc/system/config/sysinit* に埋め込み、システ ム起動時に一度だけ実行します。 例) QNX 4.25 の起動ファイル /etc/config/sysinit.1 export TZ=jst-09 /bin/rtc -l hw chipscrt <-- 追加 Dev & emu87 & Pipe & Photonで使用する場合、一回だけCRT設定ファイルを書き換えます。 # crttrap trap これで Photonで高解像度を利用する場合、解像度に合わせて画面にフィットする ようになります。 chipscrtはChipsビデオチップのチェックを行い存在しない場合は何もしません。 起動ファイルのファイルの中にいれたままにして他のビデカードで動作させた場合 もほとんど問題はありません。 ・ int15パッチプログラム int15patch AS-3321にDiskOnChip(DOC2000)を搭載した環境でPhotonを利用する場合に必要にな ります。AS-3240を使用し他社製のDOC搭載カード使用したケースでも必要となります。 システム起動時に一度だけ実行します。 例) QNX 4.25 の起動ファイル /etc/config/sysinit.1 export TZ=jst-09 /bin/rtc -l hw int15patch <-- 追加 Dev & emu87 & Pipe & DOC2000を搭載したシステムでは起動時にDOC2000上の拡張BIOSが実行されます。こ の時 int15 のベクターが書き換えられ Photon起動時に障害が起きアボートします。 crttrapを使用する場合も同様です。 Photon --> Video BIOS コール --> int15コール × int15コールの段階でDOC2000のBIOSが設定 したベクターに飛ぶ時にセグメント障害が 起きます。 int15パッチはAward BIOSが設定するベクターにint15を戻します。 商標 QNX, Photon microGUI は QNX Software Systems Ltd. の商標です。 DiskOnChip は M-Systems, Inc. の商標です。 履歴 ver 0.10 First Beta Release ver 0.20 65535/45/50/69000用crtonly設定プログラムをchipscrtとして統合