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顧客ビジネスへの貢献を第一に考え品質重視のボードコンピュータを提供

2012年12月24日 日経エレクトロニクス掲載

TOP INTERVIEW /TOPが語るわが社の技術戦略 製品戦略

顧客ビジネスへの貢献を第一に考え品質重視のボードコンピュータを提供

産業機器の制御用組み込み装置として利用されるボードコンピュータ。その専門メーカーとして、企画から販売までを手掛ける山下システムズが最も重視するのは「品質」だ。製品の完成度を高めることに加え、顧客のニーズに柔軟に対応することで、要件を満たす品質の維持・向上に努めている。代表取締役社長の山下 勝意氏に同社の強みや製品の特徴などを聞いた。

主力製品を軸に業績は回復基調

ーー御社の概要を教えてください。

山下 山下システムズはボードコンピュータの企画・開発・製造・販売を手がける専門メーカーです。1980年には国産で初となるSTD-BUSボードを発表しました。その技術・ノウハウを強みに、現在は多様なボードコンピュータを開発・提供しています。 利用分野は産業機械の大型加工機や社会インフラをはじめ、情報通信、半導体生産設備、医療機器など多岐にわたります(図1)。具体的には生産工場の工場管理システムや交通管理システムのほか、身近なところでは自動販売機、スーパーやコンビニエンスストアのPOSシステムなどにも当社のボードコンピュータが利用されています。 また2008年には筐体ビジネスにも参入し、タッチパネル情報端末の提供を開始しました。この端末は飲食チェーンの注文システムに採用されています。

ーー国内経済は厳しい状況が続いていますが、御社を取り巻く環境はいかがでしょうか。

山下 リーマン・ショック以降は厳しい状況が続いていましたが、今年の売上 は2008年と同程度の水準まで戻り、業績は回復しつつあります。厳しい状況の中で蒔き続けた種がようやく実りの時期を迎えつつあるといった感じです。というのも、ボードコンピュータは評価期間が長く、一定期間安定して利用できることが確認できてはじめて正式導入されるからです。主力製品の1つであるAtom搭載のボードコンピュータが評価期間を経て、さまざまな業種・業界で本格的に導入され始めています。

高品質の製品を長期に安定供給

ーー御社の経営方針について教えてください。

山下 ボードコンピュータはシステムや機械の中に組み込まれて利用されます。稼働期間が長い上、工場や屋外など過酷な条件で使われることも少なくありません。故障や誤動作が発生すると、工場のラインが止まり、操業に重大な影響をおよぼします。医療機器の場合は人の健康や命にかかわる重大な事故になりかねません。そのため、安定的に利用できる「品質」を何よりも重視しています。   その品質を確保するため、当社では様々な取り組みを行っています。その1つが、一貫した国内生産です。設立以来、設計からアートワーク・製造にいたるまで、あくまでも国内生産にこだわり続けています。 製品の細部にもこだわりがあります。例えば、ボードの種類によっては、コネクタ部分は金メッキ厚を増した特注部品を採用しています。メッキ厚を増すことで、腐食しにくくなり、屋外での長期稼働でも故障が少なく安定的に利用できるようになります。 その一方、基盤部分は基本的に標準技術をもとに開発を行っています。具体的にはx86アーキテクチャを採用し、OSはWindowsまたはLinuxを搭載しています。標準的な技術なら、お客様もボードコンピュータに搭載するアプリケーションの開発やデバッグをやりやすくなります。 またボードコンピュータを組み込んだシステムや機械は稼働期間が長いので、数年後に同じ製品が必要になる場合もあります。その時、すでに製品供給が終わっていたり、OSが変わっていると、お客様は一からアプリケーションの開発をやり直さなければなりません。しかし、標準的な技術を使うことで、製品を長期的に安定供給することができます。上位互換製品も供給しやすいため、ディスコン時のお客様の負担軽減にもつながります。

ーー具体的な製品の特徴を教えてください。

山下 製品の特徴は大きく分けて3つあります。1つめは低消費電力タイプCPUを採用していること。ローパワーのCPUを採用することにより、発熱量を低減できます。そのため、CPUファンのような駆動部品を実装せずに済みます。省電力化を図る場合や、長時間運用のシステムに適しています(図2)。 2つめはブート可能なフラッシュディスクを実装出来ること。HDDのような駆動部品がないため、長時間運用のシステムでも故障が少なく、安定的に利用できます。またフラッシュディスクは振動、衝撃、低高温に強く、ハードディスクでは使用できなかった環境やシステムでも利用可能です。ボードコンピュータの活用範囲が広がります。 3つめはメモリのオンボード化です。ボードにメモリを直接実装することでメモリ・ソケットの接触不良によるトラブルを防止でき、振動や衝撃に強いシステムを構築できます。

“イージーオーダー”型の開発体制

ーー利用される分野が多岐にわたると、お客様のニーズも多様化していきますね。

山下 お客様のニーズに柔軟に対応できることも品質を支える重要な柱です。当社はお客様の要望を取り込むことにより、製品を開発します。標準製品ベースに、お客様のニーズを取り入れた“イージーオーダー”によるカスタマイズ開発が可能です。量産品では困難な「こうすることができないか?」というニーズに応えた製品開発が私たちの大きな強みなのです。

標準製品をベースにしているため、機動力が高く、問合せに対するレスポンスも迅速です。しかも、出荷の際は抜き取りではなく、全数検査を実施し、品質を厳しくチェックします。実は出荷する製品の7割はカスタマイズ版。手を加えない標準製品は評価用として提供するものも多いです。

手厚いサポート体制も大きな強みです。例えば、出荷後には搭載したアプリケーションによって不具合が発生することもあります。その時にはお客様のシステムを社内で再現し、一次解析を実施。問題の切り分けをサポートします。こうしたサポートが可能なのは、一貫した国内生産にこだわり、長年にわたり技術・ノウハウを蓄積してきたから。製品を長期に安定供給するため、継続的なサポートも可能です。お客様は安心して長く製品をお使いいただけます。

ーー今後の展望についてお聞かせください。

山下 製品の特徴は大きく分けて3つあります。1つめは低消費電力タイプCPUを採用していること。ローパワーのCPUを採用することにより、発熱量を低減できます。そのため、CPUファンのような駆動部品を実装せずに済みます。省電力化を図る場合や、長時間運用のシステムに適しています(図2)。 2つめはブート可能なフラッシュディスクを実装出来ること。HDDのような 駆動部品がないため、長時間運用のシステムでも故障が少なく、安定的に利用 できます。またフラッシュディスクは振動、衝撃、低高温に強く、ハードディスクでは使用できなかった環境やシステムでも利用可能です。ボードコンピュータの活用範囲が広がります。 3つめはメモリのオンボード化です。 ボードにメモリを直接実装することでメモリ・ソケットの接触不良によるトラブ ルを防止でき、振動や衝撃に強いシステムを構築できます。

よくある質問

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    MOXA製品のデータシートダウンロードは各商品ページにあります。

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