部品調達に関して、弊社としても創業以来の難しい事態に追い込まれており、
非常に困惑しています。
2/26に弊社ホームページで発信 「部品調達状況のお知らせ」 しておりますが更に状況が芳しくございません。
■電子部品の供給問題
昨年から電子部品の供給が問題になっていました。
世界的な疫病のまん延、米・テキサス州の寒波による停電、生産工場の火災、台湾の干ばつによる水不足など2021年に発生した予期せぬ出来事により 電子部品に使用する各種素材の供給が悪化しています。
これに加え 疫病のまん延で激減した需要もV字回復しており、供給不足に拍車を掛けています。
その結果 IC、CPU、メモリーなどを始め 各電子部品の調達に非常に困難をきたしています。
ウエハー不足、シリコン不足、貴金属の不足 そして プラスチックスの供給不足は 直近での改善は期待できておらず、却って悪化の情報が多く集まっています。
弊社の部品調達については 5月時点で部品によっては 54週以上の調達リードタイムが必要になっています。
部品によって、メーカー様より出荷されるタイミングにならないと、納期・数量が確定出来ない状態に追い込まれています。
お客様の皆様には 納期回答も出来ない状態で、非常にご迷惑をお掛けしております。誠に申し訳ございません。市場流通品の調達など、弊社としては最大限のパワーで 世界中から部品をかき集めています。弊社の知らない調達ルートをご紹介頂いたり、在庫をお持ちのメーカー様をご紹介頂いたり 何らかの調達改善したいと考えています。皆様のご協力も頂きながら、改善に努めてまいります。
■部品価格上昇傾向
さらに この供給不足を受けて、需要が大きく勝っていることから 各メーカー様とも値上げ要請が来ています。
部品により、若干の幅はありますが 凡そ20%~30%前後の値上げ通達があり、交渉の余地もなく受け入れざるを得ない状態です。既に発注済みの部品についても ある期日から いきなり値上げされて納品されております。
弊社としても 適正な価格で調達し、適正な価格でお客様に提供していきたいのですが、こういった値上げ基調から、逃れられない現状です。弊社として吸収しきれない程のコストアップがあった場合、お客様にご相談させて頂いております。ご理解とご協力の程お願い申し上げます。
また、現在の価格が中期的に維持されるのかどうかは定かではありません。
今後も 納期とコストを注視しながら 部品調達を続けて参ります。
特に6月以降は部品の入手予定から 生産できる機種も台数も制限が出てくる見込です。
各お客様には大変ご迷惑をお掛けする可能性があります。
状況をご理解頂きまして、ご調整にご協力を賜りますようお願い申し上げます。
(掲載日:2021年5月24日)
Copyright © YAMASHITA SYSTEMS CORP All Rights Reserved.