なぜESD試験が必要なのでしょうか?
ESD(Electro-static discharge)とは静電気放電のことです。
帯電した人体などが製品に近づくと、激しい放電(静電気)が発生し、製品の動作不良を起こす場合があります。
人体が製品に近づいた際の 静電気に対する耐性を調べるためにESD試験を実施します。
電気を発生させるESDガンで 製品のいろいろな箇所を撃ちながら 製品の動作確認を調査します。
IEC61000-4-2では試験の再現性を確保するため、ESDガンの性能・特性確認方法・試験装置全体のセットアップ方法・試験室の気象条件等の環境規定を設けています。
弊社では筐体セット品を自社開発しておりませんので、ご希望のお客様の設計筐体で対応させて頂きます。
静電気は他の導体に近づいたときに、空気が絶縁破壊して放電が発生することがあります。
この放電現象のことを「気中放電」といいます。
気中放電試験では 金属筐体の塗装部分、液晶画面の全面、筐体の隙間など表面が絶縁されている箇所に
印加する試験です。
ESD試験には「気中放電」の他に「接触放電」があります。
これは 導体に接触したときの放電現象です。筐体に使用しているビス、筐体の未塗装箇所、コネクタの金属シェルなどに対して接触放電試験を行います。
今回ご紹介する動画は 気中放電試験です。
ESDガンから製品に向かって 火花が飛ぶ様子をご確認頂けます。目を凝らしてご覧ください。
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